医療費支払いの仕組み
病気やケガで保険証を提示して医療機関にかかると、病院では、自己負担分を除いた治療費をまとめて健保組合などに請求するのですが、個々に請求、支払いをしていたのでは、双方の事務処理が大変煩雑になってしまいます。
そのため、「社会保険診療報酬支払基金」という機関を通じて請求、支払いが行われます。
支払基金では、病院から送られてきた医療費請求明細書(レセプト)をチェックし、健保組合などに請求します。支払いも、支払基金を経由して各病院に支払われることになります。
健保から給付する高額療養費などの支払い時期が診療月よりも後になるのは、このように、医療費の請求が支払基金を経由して健保組合に届くようになっているためです。